美容師と大手サロンでいくつか経験から、髪のトラブルになる方は生活習慣が乱れていたり偏った食事や運動不足の傾向が多いように感じました。

例えば夜更かしして睡眠を十分取れていないとか、食生活も炭水化物中心だったり。
ただ美味しいラーメン屋を発見したら通いたくなるし、ネットで映画をみたりSNSにハマったり、気がつくとそれが生活の一部になっていたりしますよね。味覚もSNSも映画もハマると時間はあっという間に過ぎてしまいますよね。経験済みなのでよくわかります。逆に健康のために走ろうとか、食生活も野菜中心にしようとかテンションが上がらないというか、ワクワクしないからですかね。痛い思いをして初めて気付く虫歯になって痛くて歯医者に行くみたいに、問題になって初めて取り組む方が多いと思います。ただこれから何十年と付き合う髪のことを思うと、諦めたくない人がけっこういるのじゃないでしょうか？

そこで、これから「大切なこと」お伝えしますね。
とても重要な取り組み「３つのステップ」を取り入れるだけで、より快適で健康な頭皮・頭髪に変化していきます。

1、使用中のシャンプーを見直す

日本には1万種類のシャンプーがあると言われているのを知っていましたか？そんなにあるの？と聞こえてきそうです。人それぞれ選ぶ基準や価値観が違うこともそうですが、その中から自分に合ったシャンプーを探すことは、宝くじを当てる確率に近いと思いませんか？到底全部を試すわけにはいかないと想像できると思います。じゃあどうやってシャンプーを選べばいいんですか？！となりますね。

身近でシャンプーを選ぶとしたらどこで買いますか？ネットですか？それともドラッグストアですか？多くは市販のシャンプーと言われるものをドラッグストアやスーパーなど身近なショップで購入されているのではないでしょうか？
ネットで購入している人はもしかしたら確認できないかもしれませんが、自分に合った良いシャンプーがあると思いますので、その選び方をお伝えします。その前にお伝えしたいことがあります。それは、値段の高いシャンプーがあなたに合うとも限らないということ。
え？どういうことですか？
確かに比較的高額な３、４千円以上のシャンプーの成分は良い素材のものを使用していることが多いです。
ただ良い成分も万能ではないことは容易に想像で切ると思います。なぜなら万人に効く成分？！そんなのあるのって思っちゃいませんか？

あなたに知ってほしい基本的なことは、シャンプーの種類は大きく３種類あるということ。高級アルコール系、アミノ酸系、石鹸系の3つの種類にわけられます。
・高級アルコール系
①高い洗浄力。食器用洗剤に近い強い洗浄力。頭皮の汚れをしっかり落とします。
②泡立ちがいい
③コストパフォーマンスが高い。購入しやすい価格。
④洗い上がりに爽快感があり、髪がサラサラになる。
⑤シリコン配合が多い。高級アルコールにはシリコンが含まれている傾向があります。

・アミノ酸系
①低刺激。髪や頭皮に優しく、乾燥やかゆみを防ぎます。
②保湿効果。必要な皮脂を残しつつ不要な汚れを落とすため、保湿力が高い。
③肌に馴染みが良い。人間の肌に近い成分で作られているため肌に優しい。
④フケ防止。頭皮の健康を保ち、ふけの発生を防ぐ効果がある。
⑤敏感肌や乾燥肌の人に適しています。

・石鹸系
①洗浄力が高い。皮脂汚れやスタイリング剤などをしっかり落とします。
②頭皮に優しい。合成界面活性剤に比べて肌の刺激が少なく、手荒れなどのリスクが少ない。
③浸透力が弱い。肌の浸透力が少なく皮膚への負担が軽減されます。
④環境に優しい。成分の分解性が高く環境への影響が少ない。
⑤アルカリ性。髪がきしんだり、ごわついたりする場合がある。

■避けたほうが良い成分（高級アルコール系）

ラウリル硫酸、、、ラウレス硫酸、、、 ラウリルベンゼンスルホン酸Na
これらはとても強い洗浄力で本来頭皮を保湿する役割の必要な皮脂まで取り除いてしまい、シャンプー後しばらくして奪われた皮脂を戻そうと体が反応し、余計に皮脂を出すことになってしまい悪循環を招いてしまいやすいです。頭皮に皮脂がたまり酸素と触れることで酸化し、抜け毛に繋がりやすい環境になっていきます。
特に男性は、洗い上がりがさっぱりしないと気持ち悪いと感じる人が多いようなので、注意が必要です。

■お勧め成分（アミノ酸系）

アミノ酸系シャンプー
〇〇カルボン 、ココイル〇〇 、〇〇タウリン 、ラウロイル〇〇とつく成分
以上のような界面活性剤が使用されていればアミノ酸系シャンプーになります。
アミノ酸は皮膚に近い成分と言われており、洗浄力は優しめです。人によっては洗った感触に物足りなさを感じる人も少なくないはずです。
ご使用に当たっては注意点として、アミノ酸系シャンプーは肌に近い分馴染みやすい分肌に残りやすい点があげられます。そのためシャンプー後のすすぎを充分にしてもらうことで肌トラブルに繋がりにくくなリます。

2、シャンプー時のお湯の温度を低めにする
　 37〜39℃を目安に！

温度が高めのシャワーやお風呂をとても気持ちよく感じる人がいますが、お勧めしません。
４０℃以上になってくると肌が過敏になってしまうことや皮脂が取れやすくなり、頭皮が乾燥してしまいやすいからです。高めのお湯でシャンプーした直後はサッパリと気持ち良いかもしれませんが、頭皮環境を正常に保つ上で必要な皮脂まで取り除いてしまい、頭皮の水分を、蒸発から守るために過剰な脂が出できてしまい悪循環になります。
皮脂が多く分泌されたことで脱毛の原因にもなりますし、新たに生えてくる髪の出口が汚れた皮脂で埋まってしまい、結果髪が細くなりボリュームダウンしやすくなります。

3、塩素除去ができるシャワーヘッドに交換する

水道水には塩素が入っています。日本の水道水は塩素の基準濃度が高めになっています。
シャワーで頭を流すときは塩素を多く浴びています。塩素は頭皮を健康に保つ常在菌を殺菌してしまい、そのため頭皮環境のバランスが乱れて頭皮トラブルを起しやすくしてしまいます。
頭皮には3種類の常在菌がいて悪玉菌と善玉菌、両方が共存しているのですが、塩素によってその常在菌を死滅させてしまい、頭皮環境のバランスが崩れて悪玉菌が繁殖しやすくなり、頭皮が炎症を起こしてしまったり、皮脂が多くなってしまうなどの頭皮トラブルにつながりやすくなります。
最近では交換用のシャワーヘッドが何種類も販売されており、1つのシャワーヘッドで機能が多くついておりどれを選んで良いのか迷われてしまいやすいので、選ぶ基準としてまずは塩素除去機能があるものを選ぶことをお勧めします。

4、男性は保水、女性は保湿！

男性は保水。の肌は皮膚の厚さが女性より24%暑くて水分の量が女性の半分以下です。皮脂量に関しては女性の3倍と言われていますので、男性化粧水などで保水をすることをお勧めします。そうすることで頭皮の皮脂を抑えやすくする効果があります。女性は男性と比べて皮脂量が少ないため、保湿することで乾燥を抑えやすくなります。

まとめ

1、シャンプーは洗浄力よりも頭皮に優しいアミノ酸系を使用する。使用する際はシャンプー剤をしっかり洗い流すこと。
2、シャンプー時のお湯の温度は37°〜39°以内で使用する。
3、水道水直接使用はさけ、塩素除去できるシャワーヘッドをできるだけ使用し、常在菌を死滅させないようにする。
4、男性は保水し、女性は保湿をする。

いかがですか？できれば全てやることをおすすめします。これだけ変更すればだいぶ改善されてきます。
目安とすれば、6ヶ月から1年の継続することで効果を感じられてきます。
ライフスタイルを変えることはなかなか大変と思う方もいると思いますが、今回ご紹介したのは使用しているものを交換すれば、すぐに誰でもできることだと思います。もしできない。やってみたけど実感できないなどありましたらメールをいただければ返信いたします。（revitalsalon.shelter@gmail.com)