最近の夏は、10年前と比べるととても温度が高くなりやすく、少し動いただけで体中汗だくで、特に体のニオイが気になってしまいます。汗をかいているその時は気にならないのですが、時間が経ち洋服が汗臭くなってくると、自分自身がニオイの元となってしまい耐えられなくなることがあります。
人は年中起きている時に限らず、寝ている時も多くの汗をかいています。
朝起きた時は体がベタベタして朝シャンする人も多いのではないでしょうか?
ところで、身体中で最も皮脂腺が多い部位は頭皮と知っていましたか?また頭皮に出る皮脂は細菌にとって繁殖のため最高の餌になってしまうんですが、その細菌が繁殖することが頭皮のニオイの元となり発生源なってしまいます。夏の暑さはニオイを出す季節といっても過言ではないと言いたいですね。
それから、フケにも気をつけたほうがいいですね。フケ自体は臭いを持たないですが、フケは皮脂や汗ホコリが混ざるので、それが細菌の栄養分となってしまい、細菌はさらに繁殖して皮脂を分解しニオイの元を作ってしまうんです。
それ以外にも、頭皮には毛穴が無数にあり、そこにシャンプーの洗い残しや汗や皮脂などの老廃物、さらには整髪料などが詰まってしまいます。例えば毎日歯磨きをしても歯垢って残ってますよね。毎日シャンプーをしても毛穴に老廃物や酸化した皮脂などが毛穴に残ってしまうんです。
料理をする前にコンロ上が油汚れで汚くて落とそうとしても、酸化した油ってなかなかとれないケースとも近いかもしれません。
あれ本当に取れないですよね。頭皮も通常のシャンプーでは取れないんですよ。だから余計に頭皮のニオイの原因に繋がるんです。
以上のことをセルフチェックとしてまとめましたので、チェックしながらぜひ読み進めてみてください。
頭皮からする臭いの原因
- 頭皮に皮脂(ひし)がたまりすぎている
頭皮から出る油(皮脂)が多すぎると、臭いの原因になることがあります。 - 頭に汗をかきすぎている
暑いときや運動したときにたくさん汗をかくと、汗の臭いが頭皮につくことがあります。 - シャンプーの洗いが足りない
髪や頭皮を丁寧に洗えていないと、汚れや臭いが残ってしまいます。 - シャンプーの洗い流し不足
シャンプーやコンディショナーをしっかり洗い流さないと、残った成分が臭いの元になります。 - 湿気が多い環境
湿気が多い場所では、汗や皮脂が溜まりやすくなり、臭いが出やすくなります。 - 帽子やヘルメットを長時間かぶる
長い時間、帽子やヘルメットをかぶると、頭皮が蒸れて臭いが出ることがあります。蒸れると皮脂が出やすくなり外気に触れにくく臭いが残りやすいです。 - ストレスが多い
ストレスがたまると、体の臭いが強くなることがあり、頭皮も同じことになります。 - 食べ物の影響
においの強い食べ物(にんにくやスパイスなど)をたくさん食べると、体からにおいが出ることがあります。タバコも入ります。 - 皮膚の炎症や痒み
頭皮に炎症(えんしょう)やかゆみがあると、臭いの原因になることがあります。シャンプーでは取れにくい過酸化脂質が主に原因となりやすいです。 - 合わないシャンプーの使用
自分の頭皮に合わないシャンプーを使うと、皮脂がたまりやすくなったりして、臭いが出ることがあります。フケが出たり頭皮がベタベタしたりとなんらかの症状が出たりします。
ではどうしたらいいのか気になりますよね。原因はいくつも考えられる場合もあるかと思いますが、ご自分でできる適切なケアや生活習慣の見直しが効果的なんです。その具体的な対策については下記を参考にしてくださいね。
ヘアケアについての情報はとても多く出回っており、何を信じていいのかわかりにくいと思いますが、以下の内容は美容師時代と総合毛髪業時代に培ったものから抽出したものです。
美容の業界は新しいものが数多く出回りますが、できるだけエビデンスのある質が高いものを紹介するようにしています。
頭皮の臭いを防ぐための対策
ヘアケアについての情報はとても多く出回っており、何を信じていいのかわかりにくいと思いますが、以下の内容は美容師時代と総合毛髪業時代に培ったものから抽出したものです。
美容の業界は新しいものが数多く出回りますが、できるだけエビデンスのある質が高いものを紹介するようにしています。
- 頭皮に合ったシャンプーを使う
- 頭皮のタイプに合ったシャンプーを選び、皮脂や汗をしっかり洗い流します。市販シャンプーでも頭皮に優しいシャンプーはあります。
- 洗髪後(シャンプー後)に適温で乾かす
- 頭皮には常在菌がいるので、ドライヤーの温度は60℃前後の低温で髪を洗乾かして頭皮を清潔に保ちます。(高温は常在菌が死滅してしまい頭皮環境が乱れてしまいます。)
- 朝シャンプーはできるだけ避けて、夜シャンプーをする。
- 夜寝る前は1日の汚れや皮脂が多く頭皮にでています。頭皮に汚れが残ったまま寝ることで、汚れが毛穴につまり固まりやすくなってしまいます。
- 帽子やヘルメットの使用時間を短くする
- 長時間帽子やヘルメットをかぶらないようにし、頭皮が蒸れないようにします。
- ストレスをできるだけ減らす
- 自分の好きなことや運動など、リラックスする時間を作るなどして、ストレスを減らすように心がけてください。
- バランスの良い食事をとる
- できるだけ麺などの炭水化物やにおいの強い食べ物は控え、バランスの良い食事を心がけます。
- 頭皮をマッサージする
- 頭皮をマッサージして血行を良くし、皮脂や汚れを流しやすくします。ゴシゴシとはこすらず、頭皮を頭の上の頭頂部方向へ持ち上げるようにマッサージする。
- 頭皮を健康に保つケアをする
- 定期的に頭皮の健康を保つケア(例えばスカルプヘッドスパなど)を取り入れます。
- 皮膚科医に相談する
- 頭皮の臭いが気になる場合は、皮膚科医に相談して適切な診断と治療を受けることも有効です。
- タバコを止める
- タバコは、百害あって一理なしで、血流を悪くしたり体の匂いと混ざって体臭がひどくなります。
少しでもご自分でできそうな事はありましたか?
正直に申し上げると、どれも結果が出るまでは時間がかかります。
早い人で約3ヶ月。平均で6ヶ月前後。遅い人で12ヶ月〜18ヶ月くらいはかかるので、まずはご自分で無理なくできそうなことを1つ選んで、3日、3週間やってみて欲しいです。人は3週間まで意識的にやる必要があるようで、その後は習慣化しやすいとデータもあるのでぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
こちらでご予約・ご相談を受け付けております。